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知財コンサルタント
2009/10/07 11:20 [Wed]
category:未分類

 先週だったか、中日新聞をペラペラめくっていると、書籍のランキングが載っていた。

 第1位は、「こんなコンサルタントが会社をダメにする!」(千田琢哉著)。

 国は、3年前から中小企業の知財経営を推進し、今年はその定着を目的に議論され、各地方では実施されている。そんなこともあり、知財コンサルが我々の業界で耳目を集めている。

 さっそく購入し目を通してみた。

 この本、或る意味では業界の暴露本でもあるが、納得のいく記載も多い。

 要は、顧客目線に徹し、本当の実力・成果を上げることが大事であるということだ。

 我々のような知財に軸足を置いたコンサルタントの場合、出願に結び付けることが目的であれば、信用は失墜する。

 肝に銘じなければならない事項を改めて聞かされた本であった。

(皆さんも読んでみては。)

シンポジウムのお知らせ
2009/08/26 18:47 [Wed]
category:未分類

お知らせです。

知的財産仲裁シンポジウム「知的財産侵害訴訟の実務について」

東京地裁における最近の侵害訴訟審理の動向について
(進歩性を中心とした無効理由の審理判断に力点をおいて)



特許権侵害訴訟では、「キルビー事件」最高裁判決を契機に、特許法104条の3が新設されて以降、被告が特許無効の抗弁を主張し、裁判所がこれを認容するケースが増えたため、権利者が訴訟提起を躊躇するケースが増加していると指摘されています。
 そこで、今回は、第1審における知財侵害訴訟の実務、とりわけ進歩性を中心とした無効理由の審理判断に関して、清水判事の講演会を開催致します。清水判事は、上記キルビー事件に東京高裁判事として関与され、現在は東京地裁の知財部部総括判事を担当しておられます。
 清水判事から侵害訴訟の現状をうかがうことは、知財訴訟の実務を知る上で極めて有益と考えます。
 多数のご参加をお待ちいたしております。

日  時   2009年10月23日(金)午後3:00〜5:00(開場2:30)
場  所   名古屋商工会議所 2階ホール[MAP]
講  師   清水  節 判事(東京地方裁判所)
参加費   無料
参加人員 500名(申込先着順、定員に達した場合、締切日前に受付を中止させて頂きます。)

参加方法 10月16日(金)までに下記申込書に記入のうえ事務局宛FAXにてお申し込み下さい。

主  催 名古屋商工会議所、愛知県弁護士会、日本弁理士会東海支部、
       日本知的財産仲裁センター名古屋支部
後  援 中部経済産業局、愛知県、名古屋市、(社)発明協会愛知県支部、
       弁護士知財ネット

※参加申込書に記載いただいた個人情報は、参加人数の把握及び受付、今後同種企画の案内にのみに使用させていただきます。

■問合せ・申込先■
〒460-0008 名古屋市中区三の丸1-4-2
日本知的財産仲裁センター名古屋支部事務局
TEL:052-203-1651 FAX:052-203-0714

小説「1Q84」のマーケティング
2009/07/28 12:28 [Tue]
category:企業戦略論
 ここ数年、小説など読んだ記憶がない。

 しかし、先々週、小説「1Q84」(村上春樹著:新潮社)を購入してしまった。しかも、上下二巻を一度に(ぶあついンです。これが)。ひょっとして、“ミーハー”なのかも(汗)。

 いや、冷静に考えてみると、新潮社のマーケティング戦略に“ハマった”のかも知れない。

 なぜかといえば、僕は、ここ数年小説など読んだことはなかったし、「ノルウェーの森」とか、「海辺のカフカ」という本の著者が村上春樹であることは知っていたが、彼に関する僕の知識としては、”ただそれだけのこと”だったからだ。

 僕がこの小説を知るきっかけは、TVのニュース番組。
 売り切れ続出であること、小説の内容が掻い摘んで報道されたこと、その報道の論調には、“面白そう”という感情も入っていた。

 勿論、新潮社か著者かが行ったのであろうマーケティングの全容を僕が知るよしもない。こうしたメディアでの報道も、その一部だったのだろうか。

 或いは、初版部数を少なくし、意図的に売り切れ状態とすることにより、要請する必要なくメディアで取り上げられる状態を創ったのだろうか。売れっ子の小説家であれば、次々に新作を発表するのが(多分)普通だろうが、だとすれば、しばらく発表を遅らせることにより、読者(ファン)を“じらして”いたのだろうか。

 いずれにしても、メディアを通してこの本を知った僕は、別の本を買うために行った丸善(名古屋)で、売り切れであった筈の「1Q84」が平積みになっているのを発見し、それをレジまで運んだ。

 「1Q84」と言う特殊な世界に、主人公の青豆が入り込む場面からストーリーは展開される。スイスイ読めた。気が付けば、夜中の二時。

 ヤナーチェック作曲の「シンフォニエッタ」は、青豆が乗ったタクシーの中で流れていた曲で、謎の世界「1Q84」には、この曲により入っていったことを読者に暗示させている。小説の冒頭でこの曲が記述され、その後も何度かこの曲が出てくる。

 否応なく、この曲はどんな曲なのかが気になり、全てを読み終えた僕は、レコード店に行き、そのCDを(またしても)レジまで運ぶはめになった。きっと、この小説のヒットにより、それまで殆ど売れなかった「シンフォニエッタ」の売り上げは各段に増加したのだろう。

 「シンフォニエッタ」、「1Q84」、「村上春樹」は、名古屋のFMラジオの幹部社員さんとの飲み会でも話題に上がった。

 (このブログも含めて)おそらく方々でこうした話題が上がり、口コミ効果によってさらに小説「1Q84」のは売れるのだろう。

 新潮社や村上春樹の売り上げに、(気づかない間に)貢献している状態を創り上げた、そのマーケティング戦略の本質はいったい何だろうか。

 アップルのマーケティングと、新潮社(村上春樹)のマーケティングとの間には、共通性はないだろうか。
 村上春樹・アップルには、これまでの著書・製品を背景に、熱烈的なファンが存在する。
 新しい作品・製品が上梓・上市されるのを待っている。
 販売初日に、売り切れ状態となり、または、行列ができる。
 それを、マスメディアが広く報じる。
 方々で、作品・製品の話題になり、口コミでさらに広がる。
 こうした過程を経て、作品・製品をはじめて手に入れた人は、ファンの一員となる。
 そして、新しい作品・製品の上梓・上市を待つ。
 こうした循環(サイクル)が、徐々に大きく回ることで、収益の拡大となる。
 時には、上梓・上市を遅らせ、顧客を“じらす”ことにより、マスコミ・口コミによる伝播もより効果的に作用するのかも知れない。

 だた、忘れていけないことは、いずれも作品・製品そのものの(潜在的・顕在的)価値がファン(ターゲット)のニーズに適合していることなのだろう。

 しかし、アップルの製品は、製品そのものの価値だけが、熱烈なファンを支えているのではない気がする。果たして“それ”はいったい何か。何かだかわからない“それ”は、製品に不具合が発生した場合の寛容さに通じるのではないか。
(長くなったので、これで終わりにします。)

中国商標
2009/06/23 15:48 [Tue]
category:未分類
 以前、商標「青森」が「果物」等を指定商品として、中国で商標登録された事件が話題になった。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/china/chizai/060928_2nd/

 その後も、日本の地名が、中国において商標登録された話題は続いている。
http://diamond.jp/series/analysis/10055/

 私も、現在クライアントの商標が中国で商標登録されていることに気づき、現在その対応をしているところではあるが、結果が気になる。

 さて、中国において、自社に関係する商標が登録されているか否かは、以下のHPからある程度は検索することが可能だ(但し、そのまま漢字を入力しても、エラーになる可能性もある。簡体字を入力しなければならない。)。
 検索用のHP
http://sbcx.saic.gov.cn/trade/SelectTdInfo/SelectTdInfo.jsp
 簡体字への変換
http://www.excite.co.jp/world/chinese/

 私もこの検索用のHPを利用し、「名古屋」を検索してみた。

 すると、「名古屋」の文字が、指定商品「化粧品,香料」等との関係や、指定役務「喫茶店」との関係で出願されている(出願の年が、2004年・2005年であることから、登録されていない―拒絶された―可能性もある)。

 ところで、上海や北京で「上岛珈啡」という喫茶店に入ったことはないだろうか。私も、暑さで喉の渇きを潤すために、この店に入った経験がある。言うまでもなく、日本の「上島珈琲」だと思い、“安心して”入った。

 ところが、日本の「上島珈琲」は、「UCC」であるのに対し、上海で私が入った店は「UBC」の「上岛珈啡」であり、両社は全く関係がないのだと言う。

 上記検索システムにより確認したところ、日本の上島珈琲も登録しているが、同時に「上岛珈啡 UBC」も登録されていた。

 自社の名前(コーポレートブランド)や商品の名前(プロダクトブランド)が、中国で登録されているか否かを検索してみるべきではないか。因みに、異議申立期間は、公告日から3か月後であり、登録されていた場合には、登録日から「5年」以内に無効審判を請求しなければならない。
 但し、中国において、著名又は良く知られていることが要件となるので、注意したい。

ありきたりな「ゴルフ談議」(1)
2009/05/26 15:56 [Tue]
category:未分類

 先日、仲間内でゴルフコンペをした。
 知財とは無関係ではあるが、今回は久々にゴルフについて独り言を書いてみたい。

 ゴルフという球技は相手があるものの、野球やテニスのように、相手の邪魔をしたり、相手に都合が悪いところにボールを運んだりすることはなく、ひたすら自分との戦いである、とよく言われる。自分で勝手にスコアを悪くするのも、良いスコアで上がることができるか否かも、専ら自分頼みだ・・・とも言われる。

 しかし、本当にそうだろうか?

 確かに、ティーショットの際に、他のメンバーが前に立ちはだかったり、パターを打つ際に、相手のボールに影をちらつかせたりすることはしない。“紳士のスポーツ“だそうだから、あからさまな行為は誰もしない。

 しかし、“紳士らしく”こういってメンバーを“励ます”大好きな仲間が、私にはいる。

「君は、飛ぶからな〜」
「お〜、このホールはドラコンだったよね〜」
「このまま行けば、90切れるんちゃう?」

 言うまでもなく、言われた方は肩に力が入り、やがてティーショットのボールは大きく右にそれて、視界からは消えていく。

 めでたくOBだ。

 こうした“励まし”を背中に浴びながら、ティーショットをするのは、実は私の場合、嫌いではない。

 内緒ではあるが、一緒に回るメンバーからこの手の“励まし”を頂いたとき、密かにこう呟くのだ。

「ありがとう! もっと言って! みんなしっかり見ててっ!」

 実は、こうした私の呟きは、或る世界的に有名なゴルファーのエピソードから頂いたものをヒントにしたものだ。

 そのエピソードとは・・・

 18番の最終ホールで、対戦相手とはイーブンスコアー。相手が次のパットを外せば、自分が優勝。この際、先にホールアウトした彼は、こう呟くそうだ。

「入ってくれ」

 普通は「外せ! 外してくれ!」である。
彼がこう呟くのは、次のホールにおいて落胆した心境で臨むのではなく、新たな心境で向かっていくためだ。

 彼の名は、そう、タイガーウッズ。

 この話に感動した私は、ゴルフ以外でも“これ”を使っている。

 例えば、セミナーその他で講師から指名され、発言を求められるような状況では、「当ててくれ!」と祈る。すると、実際に当たった場合、落ち着いて発言が可能となる、という寸法である。

 週末のゴルフが楽しみである。紳士らしく、次回は誰を励まそう!?