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警察が来た!!(その3)
2008/03/25 17:53 [Tue]
category:特許権侵害による刑事罰
「さあ、どうやって濡れ衣をはらそう?」

警察署に行き、口頭でまくしたてても良い。
が、特許発明の構成や効果、公知技術の存在、それと特許発明との関係、特許発明と侵害品であるとされる会社の製品との関係・・・、これらをいくら口で説明してもきっと納得してはくれないだろう。

そこで先ず、刑事さんには、分厚い書面を郵送した。
予めこの書面を送り、刑事さんにはよく読んでもらおう。その上で、刑事さんに説明しよう。もし刑事さんに納得してもらえない場合には、検察官(検事さん)に送検される筈だから、検察官に理解してもらうためにも、書面の方がいい。最悪、起訴されて刑事裁判となれば、裁判の記録としても提出する必要がある。やはり書面とすべきだ。そう思った。

後日、予定通り刑事さんに面会するため警察署に行った。警察署の庭には、桜の蕾が大きく膨らんでいた。

ところが、である。

この刑事さん、私の書面を全く読んでいない!

しかたなく、順番に説明した。長時間かけて、解り易く丁寧にご説明申し上げた。しかし、どうも今一つ反応が鈍い、というか鈍すぎる。被疑者側の関係者だから、信用してもらえないのか。そもそも、「弁理士」という国家資格のことさえご存じないようだ。
刑事さん
「この会社が製造している製品は、特許の図面に書かれているのと同じだ」

「でも、特許発明は、この特許請求の範囲に記載された発明を指すんですよ。」
刑事さん
「でもね〜〜。」

そこで、「次回また来ます。」と言い、その日は警察署を出た。

事務所に帰り、特許発明の解釈に関する他の文献をコピーした。
「私だけが、この会社の都合の良いように反論している訳ではない。」
このことを納得してもらうためだ。

それを携え、2回目の面接(取調べ?)に臨んだ。庭の桜は既に満開だったが、こちらの気分は重かった。

(つづく)

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