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| プロフィール |
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Author:ひとり応援談
知財ひとり応援談とは・・・知財の側面から中小企業を応戦する弁理士稲葉のブログです。 名古屋市の栄(又は半田市)から「応援談」を発信します。 特許申請、商標登録、ブランド価値の向上に興味をお持ちの方は、以下のホームページにお進みください。メールもお待ちしています。 http://www.inpat.com/
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| 警察が来た!!(その4) |
警察署では、前回と同じ空間に通された。 左右両側は、スチールの書棚で囲まれ、私の後ろには窓があった。窓からは満開の桜が見えた。古いスチール机を挟んで、刑事さんと向かい合った。左の戸棚を挟んだ隣にも、同じような空間があるらしく、話が良く聞こえた。 (さすがに、「取調室」ではなかったし、刑事モノのドラマのように、小さなスタンドランプも無かったし、鏡も無かった。)
「さて、この間の続きですが・・・」
刑事さんは、パソコンを取り出した。これから調書を作成するようだ。 「このパソコン、自前でね〜。署が買ってくれないんですわ〜」 刑事さん、こちらが聞いてもいないことを勝手に話し始めた。今回は、前回とは違う雰囲気である。 「そうですか。大変ですね〜。パソコン位を用意する予算はあるでしょうに」 私も相槌を打ちながら、話を合わせた。
私は、用意した書面を鞄から取り出し、「特許請求の範囲」の解釈について、ゆっくり丁寧に説明した。そして、既に、特許権者は、特許出願以前から到る所で販売していたこと、幾ら特許は取れているとしても、その特許は無効であることを説明した。
午前中の説明が終わった。近くの喫茶店で昼食をとり、また午後から再開した。
刑事さん、午後は一生懸命パソコンのキーを打っている (これがまた遅い!)。 一方、こちらは手持ち無沙汰この上ない。 その間、警察署には色々な“お客”が入ってきた。
刑事さん 「お前、シンナー吸っトッタンだろ〜」 若い女性(声のみから判断して) 「吸っトラヘンわ〜」 こんな声が、こちらには筒抜けである。
この若い女性、シンナーの使用を嫌疑に補導されたようだ。程なく、この女性の父親と思しき男性が到着した。父親は離婚し、彼女には母親は居ないようだ。父親は、職場から警察署に飛んできた様子である。厳重注意ということか、子供を連れてお帰りになった。その際、刑事さん、 「もー、やったらあかんゾー」
そうこうしている間に、目の前の刑事さん、書類ができたということで、私に読んで聞かせてくれる。
一杯の誤字脱字である。途中、これらを一々直して、また再開する。再開まで、またこちらは待つ。
こんなやり取りが一応終わり、終盤を迎えた。こちらも、相当疲れている。 「さー、これで取り敢えず解放される。」と思いきや、刑事さんは、作成した文書の最後を読んだ。
刑事さん 「では、ここに署名捺印を押して。え〜っと、税理士の稲葉さんでしたね。」 私 「(唖然として)・・・。 あの〜〜、税理士じゃ〜ないんですけど。」
名刺交換もしたし、予め送っておいた書面にも私の事務所名、肩書も明記してあった。肩書を間違えられたことが、私の疲れを倍増させたばかりか、情けなくもなった。 「何で、こういう人たちに、特許権侵害の刑事事件を扱わせるのだろう。」
(つづく)
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