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大阪商人のネーミング
2008/03/15 18:20 [Sat]
category:ネーミング
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このブログも、結局は「三日坊主」だった(涙)。“言い訳”させて頂くことが許されるならばそれをしたいが、今回はやめよう。

 さて、この久々のブログでは、先週の大阪への出張について話したい。
 出張先は、天王寺。日本で最も古いお寺と言われる「四天王寺」の目の前。知財紛争に関した仕事が終了した後、しばらくこの「四天王寺」を散策し、帰途に就こうとした矢先、一つの「カンバン」に目がとまった。

 このカンバン、ドリンク(飲み物)を販売するために顧客を呼び込もうとするために掲げられたことは言うまでも無いが、そのネーミングが“大阪商人”らしい。

 「激安」や、「なにわのドリンク」も、まあ良いとしよう。問題は最後の平仮名「や」という一文字である。

 例えば、「魚屋」、「八百屋」、「米屋」・・・と言うように、最後に漢字で「屋」を付す場合は多いが、この場合は、平仮名の「や」であり、ここにネーミングの大阪商人“らしら”を感じた。

 もう、お解りだろう。この「や」は、「○○屋」の「屋」と、「ほんま?嘘ヤ!」の大阪弁「ヤ」との両方の意味を持たせるためのものである。
 確かに、「浪速のドリンク屋」は、ある意味で“そのまんま”であり、「なにわのドリンクヤ」では、カタカナ「ドリンク」と「ヤ」とが一連となってしまい、違和感さえある。全くフィットしない。しかも、「ドリンクや」の前には、「なにわ」の文字があるのだから、ここはやはり、「なにわのドリンクや」である。

 このカンバンが東京や名古屋に設置されたとしても、このネーミングの作者の意図は、看る者に対してダイレクトに通じにくいのではないだろうか。

 実は、これまで私が提案したネーミングの中にも、こうした掛け言葉のように、二つの意味合いを、その「語感」や「発音」から持たせたものもあった。クライアントからの提案にも、そうしたものもある。造語を作る場合も、二つの意味合いを持つように、使用する文字を、通常使用される文字とは敢えて変える“操作”をする場合もある。
 ここで注意したいのは、こうした言葉・文字の“操作”は、なにも“受け“を狙うためのものではない。売りたい商品やその特性を、「語感」や「発音」から明確に顧客に伝え、なお且つ、商標登録可能なものとし、その独占を図るためのマジメな”操作“なのである。
 
 久々のブログ、ど〜でっしゃろ。
 大変失礼しました(汗)

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